おはようございます、ふじブロです。
今回紹介したい本は、バッタを倒しにアフリカへです。
「バッタに興味ねーよ!!」
「アフリカってなんか大変そう・・・」
バッタやアフリカに疎い人、集合!!
大丈夫です、安心してください!
この本を読めばアフリカのモーリタニアや、バッタのこと詳しくなれますwww
というか、筆者は「下には下がいる。前向きに生きろ!」というメッセージを伝えたいのであろう!!
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以下、あらすじや感想を書いていきます!!
あらすじ
バッタの群れは海岸沿いを飛翔し続けていた。
amazon.comより引用
夕方、日の光に赤みが増した頃、風向きが変わり、大群が進路を変え、
低空飛行で真正面から我々に向かって飛んできた。
大群の渦の中に車もろとも巻き込まれる。
翅音は悲鳴のように重苦しく大気を振るわせ、耳元を不気味な轟音がかすめていく。
このときを待っていた。
群れの暴走を食い止めるため、今こそ秘密兵器を繰り出すときだ。
さっそうと作業着を脱ぎ捨て、緑色の全身タイツに着替え、大群の前に躍り出る。
「さぁ、むさぼり喰うがよい」
一発逆転を狙ってモーリタニアに旅立った“バッタ博士”の記録
「大学院を出て、ポスドクとして研究室にいた頃は、安定した職もなく、常に不安に苛まれていました。
博識でもなく、誇れるような実績もない。
友達と楽しく飲んでいても、トイレにたったときに研究の手を止めた罪悪感に襲われる日々でした。
なので、一発逆転を狙おうと」
日本ではスーパーで売っているタコの産地として知られるモーリタニア。
バッタ研究者だった前野さんは、思い立って一路モーリタニアへ。
このたび、かの地で経験した一部始終を記した『バッタを倒しにアフリカへ』を出版した。
「サバクトビバッタはアフリカで数年に1度大発生し、農作物に大きな被害を与えています。
私はこのバッタの研究者なのに、人工的な研究室で飼育実験ばかりしており、野生の姿を見たことがなかった。
自然界でのバッタを観察したいという気持ちもありました」
本書は、現地の言葉(フランス語)もわからずに飛び込んだ前野さんの冒険の記録でもある。
amazon.comより引用
構成
【目次】
amazon.comより引用
まえがき
第1章 サハラに青春を賭ける
第2章 アフリカに染まる
第3章 旅立ちを前に
第4章 裏切りの大干ばつ
第5章 聖地でのあがき
第6章 地雷の海を越えて
第7章 彷徨える博士
第8章 「神の罰」に挑む
第9章 我、サハラに死せず
あとがき
著者
前野 ウルド 浩太郎(まえの うるど こうたろう)
昆虫学者(通称:バッタ博士)。1980年秋田県生まれ。国立研究開発法人国際農林水産業研究センター研究員。
神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。博士(農学)。
京都大学白眉センター特定助教を経て、現職。
アフリカで大発生し、農作物を食い荒らすサバクトビバッタの防除技術の
開発に従事。モーリタニアでの研究活動が認められ、現地のミドルネーム
amazon.comより引用
「ウルド(○○の子孫の意)」を授かる。
感想
90点!!面白い!!!
第71回毎日出版文化賞特別賞、新書大賞(2018年)、第6回ブクログ大賞エッセイ・ノンフィクション大賞受賞と、賞を総なめにするほどの面白さ!
バッタアレルギーのバッタ学者のドタバタ冒険日記なんですが、これが笑えて、笑えて!!
バッタ研究のためにモーリタニアに渡る。
モーリタニアがイスラム教の国で、空港で賄賂を払わなかったから酒を没収されるとか、日本じゃ想像できないトラブルが多発する。
はじめてバッタの大群を見て興奮し、夜にバッタを追いかけ回して砂漠で遭難する。
しかし、やっとの思いでモーリタニアに着いて、研究をしようとしたらバッタがいない・・・
しかも、収入も失うという泣きっ面にハチの状況!!
絶体絶命の状況を何とか乗り越える場面は、きっと勇気がもらえる!!
人生に疲れた人、夢を追いかける人すべてが読んでほしいと思える本。
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ではまた!
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