おはようございます。走るブロガ―のふじブロです。
皆さんご存じでしょうか?リクルート事件が起きたからこそ日本マラソンが世界に認められた。いや、日本のマラソンが世界のトップになったということを。いまから、説明していくね。
リクルート事件とは
リクルート事件(リクルートじけん)とは、1988年(昭和63年)6月18日に発覚した日本の贈収賄事件である。 リクルートの関連会社であり、未上場の不動産会社、リクルートコスモスの未公開株が賄賂として譲渡された。贈賄側のリクルート関係者と、収賄側の政治家や官僚らが逮捕され、政界・官界・マスコミを揺るがす、大不祥事となった。当時、第二次世界大戦後の日本においての最大の企業犯罪であり、また贈収賄事件とされた。
Wikipediaより引用
これは、企業と政治の癒着ですね。けしからんことだと思います。情けないったらありゃしない!!!
国民は怒りますよ!!!
ただこの事件が歴史を動かすことになるとは、当時誰も思っていなかった。
有森裕子、小出監督と出会う
このリクルート事件をニュースで知ったのが、有森裕子さん。そして、当時リクルート社の陸上部の監督をしていたのが、故小出義男監督。なんと、有森裕子がリクルート事件で小出監督の所在を知ったのである。そして、有森裕子は、無理やり、小出監督に選手として迎えてくれと直訴したそうです。
しかし、当時実績がなかった有森裕子。当然断られます。それでもあきらめない有森裕子、小出監督に食らいつき何とか選手として迎え入れられる。
有森裕子 オリンピック 2大会連続メダル取得
小出監督のもと、猛練習した有森裕子。1992年バルセロナオリンピック女子マラソンで銀メダル、
1996年アトランタオリンピックで銅メダル取得します。なんと、このバルセロナオリンピックのメダルは、1928年のアムステルダムオリンピック以来、68年ぶりの女子陸上界でのメダルでした。
本当にすごいですよね。有森裕子さんって、あまりマラソンの才能がないって、自分で言ってました。もしそれがほんとうなら、相当努力してオリンピックでメダルを取ったんだなと思いますね。
努力できることが才能ですね!
そした、この出来事に感動した一人の女性、そう高橋尚子さんだ。ここから、日本は世界をリードする。
シドニーオリンピック Qちゃん 金メダル
Qちゃんこと高橋尚子さんの所属は、当時リクルートだったんです。凄い会社ですね。小出監督、有森裕子、高橋尚子を抱えてるって!!
そして、Qちゃんもやはり猛練習します。そして、2000年シドニー五輪で金メダル取得します。日本初女子陸上界での金メダルです。当時の高橋尚子さんのインタビューでは「とても楽しい42.195キロでした」と答えました。
子供ながらに私は、なんてすごい人なんだ!!42キロ走るなんてあり得ない!!!!と思ってました。まさか、自分がフルマラソンを走ることになるとは、人生何が起こるか分かりませんな!!!
このQちゃんの金メダル取得は、日本が世界のトップに立ったと思ってましたよ。私は。マラソンエリートのアフリカ勢を抑えて優勝したのですから。
野口みずきさん アテネオリンピック 金メダル
上記の高橋尚子さんの活躍をテレビで見ていた野口みずき。彼女は高橋尚子に憧れます。
そして、やはり、猛練習します。そして、2004年アテネオリンピック、野口みずき、女子マラソンで金メダル。この金メダルは、2位を結構離して優勝したと記憶しております。
いや、凄いですね!!!女子マラソンは当時日本のお家芸とまで呼ばれてました!!!
災い転じて福となす
確かに、リクルート事件は、情けない話の犯罪です。国民は、当然激怒します!
しかし、この事件があったからこそ小出監督と有森裕子が出合いました。そこから、高橋尚子、野口みずきとつながりました。
悪い事の後にはいいことが起きる、災い転じて福となる、それを表した出来事だと言えますね。
嫌なことが起きても腐らず、コツコツ生きていきましょう!必ずいいことが起きるから!
そう思わせてくれた出来事でした。
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